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アスベスト固化・珪藻土被覆工法
石綿は、1970年から1990年にかけて大量に輸入され、その多くは建材として建築物に使用されましたが、今後これ等の建築物の老朽化による解体工事従事労働者の石綿による健康障害の発生が懸念されます。 石綿含有製品のうち建材、摩擦材及び接着剤については、既に製造・使用等が禁止されていますが、さらに石綿予防規則を制定し関係労働者の健康障害防止対策の充実が図られています。 この規則では対策の実行を期するため、建築物の所有者、管理者にも一定の措置が求められており、平成17年7月1日から施行されております。 厚生労働者、都道府県労働局、労働基準監督置より通達が出されております。そして石綿則第10条関係「建築物に吹き付けられた石綿の管理」の中に
(1) 事業者は、その労働者を就業させる建築物に吹き付けられた石綿が 損傷、劣化等によりその粉塵を発散させ、労働者がその粉塵に暴露するおそれがある時は、当該吹き付け石綿の除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければなりません。
2) 事務所又は工場の用に供される建築物の貸与者は、当該建築物の貸与を受けた2以上の事業者が共用する廊下の壁等に吹き付けられた石綿が 損傷、劣化等によりその粉塵を発散させ、労働者がその粉塵に暴露する恐れがある時は、(1)と同様の措置を講じなければなりません。とあります。
既存建築物の吹き付けアスベストの毛羽立ち、垂れ下がり、繊維のくずれ局部的損傷、欠損等について除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講ずる必要があります。
除 去: 除去とは吹き付け石綿を全部除去して、他の非石綿建材に 代替する方法をいいます。 この方法は吹き付け石綿からの 発塵防止の方法として効果的です。 損傷・劣化の程度の 高いもの(脱落・繊維の垂れ下がりが多いもの等)、基層材との接着力が低下しているもの(吹き付け層がうき上がっているもの等)、振動や、漏水のあるところに使われているもの等は完全に除去することが必要です。
封じ込め: 封じ込めとは
(T)吹き付け石綿の表面に固化材を吹き付けることにより塗膜を形成する(塗膜性封じ込め処理=表面固化形)
(U)吹き付け石綿の内部に固化剤を浸透させ、石綿繊維の 結合力を強化する(浸透性封じ込め処理=浸透固化形)
により吹き付け石綿からの発塵を防止する方法をいいます。
囲い込み: 囲い込みとは、石綿が吹き付けられている天井、壁等を非石綿建材で覆うことにより石綿粉塵を室内等に発散させないようにする方法をいいます。
今から18年前(1987年)にアスベストの健康に対する障害について議論 され大きく報道された時期があり、各新聞ともこのことを大きく取り扱い、 感心を集めました。
天井にアスベストを吹き付けたマンション等では、ペンキで覆った所もありました。 しかし、肺ガンに移行する等の予測だけで実証もなく忘れ去られました。 今回その箇所を見ますと、表面だけの固化の為、アスベストが顔を出していました。 現時点で劣化していないアスベストも将来アスベスト粉塵が飛散する危険性があり、健康を守ると言う立場からも処置をする検討が充分に必要だと思います。
風化アスベストは取り外したり、除去して代替鉄板や軽カル板等に張り替えることも可能ですが、風化アスベストの撤去、処理方法が確立されていないので、後処理に膨大な費用がかかり、除去 する時間や貼り替え費用とを考えるとすぐ着手することは難しいところです。
当工法はこれらの点を考慮して、風化アスベスト表面及び内部のアスベストの劣化のみならずセ メント材の劣化を無機材料で補強し、アスベストの繊維化を防ぎ固化し、その後珪藻土塗料を塗 布することによって、アスベスト繊維の拡散を防ぐ効果があります。
また無機系固化材ハイパワーハームレスリキッドは、アスベスト付着材の内部に浸透し、水分の蒸発後から固化が強くなりMg・Ca・ALイオンと結合し不溶性物質の 珪酸塩を形成し以後強度は、水・酸の進入によって落ちることはありません。
(アパタイト化)
珪藻土塗料(エアクリーン・ウォール)は付着力が強く防塵効果のみならず調湿効果・消臭効果・防カビ効果等の長所を持っています。
また、将来アスベスト除去工事の時はアスベストの表面に留まらず、内部まで強固に固化しているのでアスベスト粉塵が飛散しにくい構造になっている為、工事そのもの及び後かたづけの省力化が期待出来ます。
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